「もう一つの家ややさん」は
暮らしと『いのち』を最期まで支える場です

「もう一つの家」は、住み慣れた地域で馴染みの人たちに囲まれて、その人らしく人生を全うすることを望む方々の、自宅の離れのようなもう一つの居場所です。
地域に馴染んだ民家を改修して、高齢や病気の為に自立した生活の維持が難しくなった方5~6人くらいで、ともに最期まで暮らしていく『とも暮らし』の家です。
朝起きて、ご飯を食べ、そして安心して眠る・・・そんな普通の生活を取り戻して頂けたらと思っております。

医療も介護も生活の中に溶け込んで

医療保険や介護保険は、一人一人の状況に合わせた在宅のケアプランに沿って使われます。
その方の身体状況に合わせて、かかりつけ医の訪問診療や往診、訪問看護ステーション、訪問歯科やその他のサービス事業所と連携して支え、望めば最期の日まで過ごすことができます。
「もう一つの家ややさん」の介護スタッフは、暮らしのパートナーとして24時間常駐して見守り、家族に代わって生活を支えます。


介護保険や医療保険のサービスも必要に応じてご利用することができます。
ややさんからデイサービスに出かけることはもちろん、訪問診療、訪問看護、訪問介護などご利用することが可能です。

会いたい人に会える、最期まで安心して暮らせる家

「もう一つの家」は玄関の他、各居室とも直接出入りが可能です。
いつでも会いたい人に会うことができます。
そして、古い民家の良さを活かしたお部屋はそれだけで落ち着きますが、愛用の物を置くことで居心地のいいご自分のお部屋になります。
更にこの居心地のいいお部屋は、いざという時に病室の機能を併せ持っている為、安心して暮らして頂けます。

家族、地域の人、ボランティアさんと共に・・・

「もう一つの家」には“ながめの庭”があります。
家族や地域の人、ボランティアさんと庭の手入れをしたり、お花を植えたり、交流が生まれます。
一人でゆっくり過ごしたり、訪れる人とおしゃべりしたり、気分にあわせてお過ごし頂けます。

「看取りの文化」を地域の中へ

死を病院で迎えることが多くなり、地域の中で看取りをすることが少なくなりました。
病いや障がい、そして誰にも訪れる死を、暮らしの中で自然に受け止め、次の世代に命の輝きを手渡す「看取りの文化」を、生活の場で、ご本人やご家族とご一緒に、地域で取り戻したいと願っています。